ということで、10月末は、ただでさえ自由時間が少ないというのに、短編のリライトを投稿。
これまでなんどかいじった作品だけども、この夏に何冊か小説書きの指南本を読んだこともあって、少しリライトの方向を変えてみた。
文章表現を磨くのも大事だけど（特に字数の少ない短編では）、やはりストーリーの起伏をつけるのが大事なのだなあと。それはどんなに短くてもできることで（よい例がショート・ショートと言われる分野）、その起伏をうまくつけられないのが、自分の弱みだったのかな、と気がついた次第。

もともと土台がしっかり出来上がっている作品だったので、少しいじってやるだけでよく、アイデアをひねり出すための時間はかかっても、作業時間はあまりかからなくて幸い。それに、低学年向けの短い話を作るのも面白そうだな、と思える体験だった。

ただ、書き上がってから、「この作品のターゲットはどんな子かな」と考えたときに、「子どもから大人まで」という答えが浮かんで震えたのはここだけの話。もちろん、そういう物語だって、需要はあるし、本当は作者自身が一番必要としていた物語なのかもしれない。ここにひっそりと載せた某シリーズと同じように。

そして、作者が自分のために書く物語がいけないのか、というわけでもなく、逆に、それが書けて始めて他者のための物語が書けるようになるのではないか、とも思っている。