心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake
〈趣味〉 創作とクラシック音楽
〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで
〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。
〈連絡先〉
管理人へのメッセージは、こちらのフォームからどうぞ
〈本家ブログ〉
びおら弾きの微妙にズレた日々
(一方通行です)
〈趣味〉 創作とクラシック音楽
〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで
〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。
〈連絡先〉
管理人へのメッセージは、こちらのフォームからどうぞ
〈本家ブログ〉
びおら弾きの微妙にズレた日々
(一方通行です)
アーカイブ
アクセス解析
アナライズ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
なんでも、村上春樹が今年のノーベル文学賞の候補にあがっているらしいので、レイモンド・カーヴァーの短編集を図書館で借りてきた。なぜなら春樹氏とって創作上の手本がカーヴァーだからだ。
これまで、自分にとってカーヴァーの良さっていうのは理解しにくかった。実は、7~8年前にも同じカーヴァーの短編集を借りたが、1編をのぞいてあまり面白くなくて、半分読みで返してしまった記憶がある。
あれから色んな経験をして、今ようやく、わかりかけてきたかな、というところ。
彼の小説に出てくるのは、ごくありふれた、どこにでもいそうなアメリカ人。アルコール依存症の療養施設内での会話だったり、平凡な幸せを享受していた夫婦がある日突然事故で一人息子をなくしたり、偏見だらけの夫が妻の友人であるという盲目の男性をもてなす羽目におちいったり、レストランでみかけたデブ男を、若い女性の視線でひたすら描写してみたり。ある意味ぶざまな彼らの生き方を淡々と描くだけ描いて、最後に一筋の光、救いを示唆できるのがこの作家の凄さ。
ちょっと注意して読むと、カーヴァーがどれほど春樹氏の作品に影響しているかよくわかる。ほとんど模写ではないかと思える場面もいくつか。(もちろん登場人物はれっきとした現代の日本人に置き換わっているし、背後の事情も違えてあるけど、筋運びやモチーフがそっくり、という意味で)
今のところ、「大聖堂」が好きだな。目がふさがっているからこそ、見えるものがあると作者は言いたげだけど、作品中の登場人物は、そんなことおくびにも出さないで、ただ、悟りにもにた不思議な体験をするだけ。
あれから色んな経験をして、今ようやく、わかりかけてきたかな、というところ。
彼の小説に出てくるのは、ごくありふれた、どこにでもいそうなアメリカ人。アルコール依存症の療養施設内での会話だったり、平凡な幸せを享受していた夫婦がある日突然事故で一人息子をなくしたり、偏見だらけの夫が妻の友人であるという盲目の男性をもてなす羽目におちいったり、レストランでみかけたデブ男を、若い女性の視線でひたすら描写してみたり。ある意味ぶざまな彼らの生き方を淡々と描くだけ描いて、最後に一筋の光、救いを示唆できるのがこの作家の凄さ。
ちょっと注意して読むと、カーヴァーがどれほど春樹氏の作品に影響しているかよくわかる。ほとんど模写ではないかと思える場面もいくつか。(もちろん登場人物はれっきとした現代の日本人に置き換わっているし、背後の事情も違えてあるけど、筋運びやモチーフがそっくり、という意味で)
今のところ、「大聖堂」が好きだな。目がふさがっているからこそ、見えるものがあると作者は言いたげだけど、作品中の登場人物は、そんなことおくびにも出さないで、ただ、悟りにもにた不思議な体験をするだけ。
PR