失ったものたちの重みにひきずられないようにするためです。

季節のせいだか何だか知らないけれど、少し前に夢中になって書いて、結局ボツになってしまった物語（複数）のことをしきりと思い出す。さまざまなキャラクター達が頭の中を行き来していて、ふとした瞬間に感傷にひたってしまう。「今ごろ彼はどうしてるんだろう」「もっといい話運びはできなかったものか」「あの世界に戻ってみたいな」などなど。

中には誰の目に触れず埋没してもいい物語もあるが、公募に出した作品なんかは、日の当たるところにあって欲しいと思う。もちろん、鑑賞に堪えるレベルだと思われる作品に限るけど。

で、終わってしまった話をふりきるためには、新しく書き始めるのが一番効く。
ええもう、恋と同じです。

一ヶ月、物書きを休んでいたら、そろそろ何か書きたくなって胸のあたりがむずむずする。いちどツイッターに言葉を吐きだし始めると、ひどく饒舌に語るようになってきたから、ほんとに潮時だ。つぶやきの場で毒を吐き散らすようになる前に何かの形で昇華させないとまずい。

問題は、書く素材が見つかりそうで見つからないこと、かな。それと読書量が全然足りてない。
明日から１１月。頑張らないと。