忍者ブログ
心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake

〈趣味〉 創作とクラシック音楽

〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで

〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。

〈連絡先〉
管理人へのメッセージは、こちらのフォームからどうぞ

〈本家ブログ〉
びおら弾きの微妙にズレた日々
(一方通行です)
QRコード
アクセス解析
アナライズ
[330] [329] [327] [326] [325] [324] [315] [311] [310] [309] [312]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「山のあなたの空遠く 〈幸い〉住むと人のいう」
とはよく言ったもので、〈幸い〉というのは手の届かない場所にあるからこそ価値があると思っていたし、手に届くところにあるものはどんなによさげに見えても〈幸い〉ではないと思っていた。

でもそれは一種の欺瞞だ。現状に満足しないための。今、目の前にあるものが〈幸い〉だとしたら、〈幸い〉を追い求める旅が終わってしまう。

でもそれは結局中二病の領域だ。いいオトナは〈幸い〉を手に入れてなお、その先の段階を考えてゆくものだ。








うん、きっとそういうことなんだ。
家族がいてうまいこと人間関係は回っており、衣食住が足りていて、この先も当分足りそうだという見通しがあり、自分の趣味もやりたい放題。この状態が〈幸い〉でなくてなんだろうか、という認識をまずしっかりしなくちゃいけない。

村上春樹ワールドの主人公なら、この状態に満足しつつ何か足りないものを感じていて、そこにトラブルが転がり込んできて、自分の欠落を発見したり時には欠落を埋めるための冒険に出たりするわけだけど、実際はそんなにうまくない。物語を生み出す欠落さえないというのが現実。

この状態でさらに何かを成したいと思うなら、それなりにしっかりした動機とか目的が必要になるんだな。

PR
忍者ブログ[PR]