心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake
〈趣味〉 創作とクラシック音楽
〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで
〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。
〈連絡先〉
管理人へのメッセージは、こちらのフォームからどうぞ
〈本家ブログ〉
びおら弾きの微妙にズレた日々
(一方通行です)
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といっても、自分に関わることでなく、物語のモチーフとしての話。
すぐれた絵本のレビューを定期的に送ってくれるメルマガをとっていて、先日は、恵まれない少年が実は一国の王子さまだったという冒険ファンタジーが紹介されていて、なんだか古臭いパターンだなと思うと同時に、ああそうかとピンとくるものがあったのだ。
すぐれた絵本のレビューを定期的に送ってくれるメルマガをとっていて、先日は、恵まれない少年が実は一国の王子さまだったという冒険ファンタジーが紹介されていて、なんだか古臭いパターンだなと思うと同時に、ああそうかとピンとくるものがあったのだ。
うちの母は「あしながおじさん」が好きで、子どものころ、よく夢想したらしい。自分は本当は捨て子で本当の親は偉い人かもしれない、と。裏を返せば、リアルの家庭環境にそれだけ不満を持っていたということだ。(母の場合、実際に不満を持つのももっともな境遇だったと思う)
過酷な家庭に育った子供たちにとって、例えばハリポタのように「自分は正しくない場所にいる」「本来居るべき場所はほかにある」という物語の設定はどれほど魅力的だろうか。
だから、捨て子(そのほとんどがひどい境遇にいる)が本当の親を探す(試練がともなうが、ひどい境遇にいるよりはマシ)というモチーフは子ども向けの物語の中で鉄板とも言える位置をしめているわけだ。
そこから少し変形させると、普段は冴えない普通の人だけど実は正義の味方、とか、ごく普通の中高生が実は世界の命運を握ってました、とかいうパターンが生まれるのかなぁと思う。
突き詰めれば、主人公には仮の姿(社会に対する表向きの姿であり、たいていは無力で蔑まれている)と真実の姿(実は力を持っていて高貴な立場。でも条件がそろわないと発動しないとか、現実世界ではなない場所でしか通用しないとか、かなり限定的)があるよ、というパターン。
まあ、逆バージョンとして、表向き良い人でじつは超悪人、なんてパターンもよく見かけるが。
こういう二重性って、人間の本質の中にふくまれるんじゃないかと思うと、物語の定形って奥が深いなぁと感じ入る。
過酷な家庭に育った子供たちにとって、例えばハリポタのように「自分は正しくない場所にいる」「本来居るべき場所はほかにある」という物語の設定はどれほど魅力的だろうか。
だから、捨て子(そのほとんどがひどい境遇にいる)が本当の親を探す(試練がともなうが、ひどい境遇にいるよりはマシ)というモチーフは子ども向けの物語の中で鉄板とも言える位置をしめているわけだ。
そこから少し変形させると、普段は冴えない普通の人だけど実は正義の味方、とか、ごく普通の中高生が実は世界の命運を握ってました、とかいうパターンが生まれるのかなぁと思う。
突き詰めれば、主人公には仮の姿(社会に対する表向きの姿であり、たいていは無力で蔑まれている)と真実の姿(実は力を持っていて高貴な立場。でも条件がそろわないと発動しないとか、現実世界ではなない場所でしか通用しないとか、かなり限定的)があるよ、というパターン。
まあ、逆バージョンとして、表向き良い人でじつは超悪人、なんてパターンもよく見かけるが。
こういう二重性って、人間の本質の中にふくまれるんじゃないかと思うと、物語の定形って奥が深いなぁと感じ入る。
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