心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake
〈趣味〉 創作とクラシック音楽
〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで
〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。
〈連絡先〉
管理人へのメッセージは、こちらのフォームからどうぞ
〈本家ブログ〉
びおら弾きの微妙にズレた日々
(一方通行です)
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アナライズ
やあ、ひさしぶり、と声をかけられたのは花桃だけではなかった。自然歩道の中に入ったら、いろいろな生き物や植物が出迎えてくれた。
平日の昼下がりだったので、ほかに道を歩く人もなく、ひとりでのんびりと木々の間を歩いた。静かすぎて恐いどころか、ずっと親密な空気に包まれていた。
花と見まごうほどに美しいコナラの新芽。ふだんは見かけない鳥の姿。不意を突かれて枯れ葉の下から逃げ出すカナヘビ。一心不乱にスミレの蜜を食するベニシジミ。
森は静かなようでとても賑やかだ。人間が異物として踏み込むと、森はとたんに黙り込むけれど、昨日は幸いにも異物認識されなかったらしい。
遙か昔、縄文の人々が森の中で宿を借りたり資源を採取した際に、いちいち精霊に祈りをささげて許可を得たという。こうして森の中に溶け込むと、それも宜なるかなと思う。
精霊というべきなのかどうかわからないが、人間とは違うありようの生命体の存在は感じるし、その生命体はとても遠いどこかで、人の生命ともつながっている気がするのだ。
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