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心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
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〈管理人名〉 O-bake

〈趣味〉 創作とクラシック音楽

〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで

〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。

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びおら弾きの微妙にズレた日々
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平沢さんの2年ぶりインタラ(インタラクティブライブ)に在宅で参加してきた。今年の11月13日に新譜が届いたばかりで、半月と経たないうちにライブ。馬骨たち、曲覚えるのに必死ですよ。

平沢インタラは会場メンバー+在宅メンバーが何らかのアクションを示すことで、コンサートのエンディングや曲順が変わる。なので、馬骨たちは、できるだけおいしいエンディングを出そうと知恵を絞るが、ハンドマイク沢を出した「幻想の花の秘密」の時と違い、今回は馬骨たちがしてやられた感が強い。

今回のインタラでは、正しい分岐を選んで最終的にWorld Cellを回すことに成功すればグッドエンド。回らなければバッドエンド。で、1日目からいきなりGEを出してしまった馬骨たちはBDを見たいと2日目はわざと分岐を間違えて橋を壊し、BE。三日目はGEをめざすもなぜか正しいはずの分岐がBEへ導かれ、World Cellは回らず、失望に打ちひしがれる馬骨たちを残して退場する平沢氏。アンコールで呼び出されて出てくると、しれっと「アバターにWorld Cellを回すコツを教えてきました」とのたまい、なんと、ここでようやく賢者のプロペラ、いや、World Cellが回り出すという……。馬骨たち半泣きだったかも……。



と、ここまでが長い前振り。このステキなライブのあと、あらためて今年の新譜「ホログラムを登る男」を、歌詞カードと付きあわせてじっくり聴いた。
聴いてびっくり。まさかこの音にこの意味が当てはめられてたとはー! とここでまた、してやられた感満載。
逆に、あえて聞き間違いを誘発しているでしょ、という確信犯的言い回しも散見される。ただし、聞き間違いについては、各人それぞれの耳の精度や頭の中身と連動しているので、誰にとっても確信犯的、というわけではなく、あえて個人的にツボに来た例をあげると
「行こうキミが住む如実の街 家 家 家」(Yeahじゃなくて家なのか!)
「清廉の雨」→「セイレーンの雨」(アルバム「SIREN」からの連想)
「バリアには〈愛〉とかくよ、ダイヤにはなにもせず」→「ライアにはなにもせず」(ライアは「嘘つき」)
Wi−SiWi(わいさいわい)→わい幸い※(「クオリア塔」に登場する「幸いは岩のごとく=さいわいはいわのごとく」と音が近い)
などなど。

この他にも実に見事な韻を踏んだ歌詞の数々。ひびきの似た言葉を繰り返していくうちに少しだけ発音が変化し、すると、意味が少しずつずれたり、時にはくるっと反転してしまったりすることもある。鉄切り歌に出てくる「そら、ワッセーラ、エーイ」が3度めのリフレインで「空の星座へ」に変化していたり。

この反転やズレの感覚が、このアルバムのテーマである「光学現実(=気づかないうちに現実と思い込まされている幻)を打ち破れ」と重なり、音と言葉、ふたつの回路を通じ、強烈で深いメッセージとして伝わってくる。
何より漆黒の堕天使的に美しいのよね。

あと、「橋」! あちら側とこちら側をつなぐ橋のことですよ、奥さん。
World Cellの世界では橋が重要なモチーフなのだが(World Cellの発端となったアルバム「救済の技法」には橋をテーマとした曲が二つ入っている)、これは自分的にずっと意識の奥底でひっかかっていたアイテムなので、これを芯にして何か作りたい。てか、作らねば、と今強烈に思っている。

※公式発表では、わいさいわい⇒「歪幸」だそうです。
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