まずは前年のおさらいを。
2015年は濃い年だった。授賞式とそれにまつわるあれこれ。オーケストラは相変わらず二股かけたまま、マーラーの大曲をやる羽目に。お出かけは減るどころか増えたし、収獲も多かった。作品も書いた。年初から10月まで、ほぼ休みなくガリガリと。
意識して記録を残すようにしてきたので、それなりに記憶にも残っているが、何分量が多くて未消化なことも多い。

ひとつ言えるのは、2014年に始まった変化の路線がまだまだ続いているなということ。新しく生えてきた自分の羽でどこまでとべるか、実際に飛んで回りながら力試しをしている最中。飛び方は少しずつ上手くなっているように思えるが、墜落の危険とも隣り合わせ。
興味深いのが、ブログにしてもツイッターにしても、ヒットする記事やつぶやきが増えてきたこと。まるでコミュ障をなんとかしようという決意と連動しているかのよう。おそらく深層意識の部分では連動していて、何らかのトリガーが作動したには違いない。

では2016年はどうするか。
たぶん、前の年の続きをやる、すなわち自分の力でどこまで飛べるかを試し続けることになるだろうとは思う。でもどんな景色の中をどこへ向かって飛ぶのかがまだ見えてこない。
よく言われるのが、一段ステップアップすると、見える景色が変わるということ。より高いところに登ればより遠くが見える。たしかに階段はたくさん上ったと思う。しかし、まだ建物の中にいるか、あるいは屋上に出る扉を開けることができないでいる状態。
まずは扉を開けて、広いであろう世界を見渡さなくては。そのためには何をすればいいのか。何かを読めばいいのか、新しい場所に出かければいいのか、それとも引きこもって自分の棚卸しをすればいいのか。
年初から迷い路くねくね。