あれからお遊び強化月間は続いていて、読書も進まなければ物書きも進まない。
特に後者が深刻で、時間ができた、さあじっくり座って何か書こう！　と思っても頭のなかは空っぽ。恐ろしいことに何も浮かんでこない。
これはもしや、ブルックナーで気力を使い果たしたせい？→充電しよう→本を読もう→まだ空っぽ→本をおいて外へ出よう（遊び）→ますます物書き脳は鈍る
という悪循環に陥っている気がする……＿|￣|○

まあでも、ここからが今日の本題なのだが、物書き視点では堕落の一途でも、コミュ障改善の視点で見れば、それはもう恐ろしい勢いで改善されつつあるので、トータル的には悪くない過ごし方なのだろう。今年に入ってから、何人もの人と色んな場所へ行って、くだらない話から大真面目な話までたくさんのことをしゃべった。なじみの街でも初めての人といっしょに行けば新鮮に映るし、買い物も楽しい。

そうこうしているうちに、久しぶりに大学オケの同期会があった。集まったのはほんの数人だけども、そのメンバーというのが現役時代にはあまり得意でなかったクラスタの人たちで、正直なところ会うまではだいぶ緊張していた。
しかし、久しぶりに顔を合わせてみれば、ごく普通に親しげな会話ができてしまう。
時間はある種の魔法であり、お互い会わなかった年月に経験したあれこれのお陰で、過去のこだわりとかとんがりはだいぶ取れてきたらしい。言い換えれば「大人になった」。こだわりを持たずに、普通にママ友を見るように接してみれば、まっとうな常識を持ち、なおかつ面白い人たちなのだ。自分と考え方が価値観が違うのは当たり前で、いつの間にかその事実を余裕を持って受け入れることができるようになった。

たくさんの人と語ったり笑ったりしているうちに、自分の中に次の物語を紡ぎだすためのストックが溜まってきている、そんな気はしている。

でも、何らかの形で毎日書き続けないと、楽器と同じで、いざという時に指が動かないよねぇ。