心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake
〈趣味〉 創作とクラシック音楽
〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで
〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。
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管理人へのメッセージは、こちらのフォームからどうぞ
〈本家ブログ〉
びおら弾きの微妙にズレた日々
(一方通行です)
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えー、この話題は今表に出すには差し障りがあるので、裏でひっそりと吐き出してみる。
子どものころ、学校の図書館に唯一置いてあった漫画、それが原爆体験を描いた「はだしのゲン」だった。当時の同級生たちはまず好奇心で手を出し、「実は結構コワイ」「グロい」(今風の言葉を使えば)、などと言いつつ、逆にそういう話を聞くと「ホントにコワイの?」と幽霊屋敷に勇んで入るような心持ちでその漫画を手に取ることもあったと記憶している。そしてそれが決して怖かったりおぞましかったりするだけの描写ではないことを感じ取っていったはずだ。自分も含めて。
その「はだしのゲン」について、過激な描写を理由に某市の教育委員会が市内の全小中学校に閉架措置を求めた。そして市内の全校が応じた。さらに教育委員会は児童生徒への貸し出し禁止も要請していたという。
最初は虚構新聞かと思った。そのぐらいナンセンスな話だ。食べ物で例えるなら子ども向けのメニューから唐辛子やゴーヤーをすべて除去してしまうようなもので。
でもこの件については、まともな人たちがSNSなどでさんざん非難しているので、今は動向を見守るのみ。
実はこれに近い経験が身近で起きたので、その話が書きたい。
子どものころ、学校の図書館に唯一置いてあった漫画、それが原爆体験を描いた「はだしのゲン」だった。当時の同級生たちはまず好奇心で手を出し、「実は結構コワイ」「グロい」(今風の言葉を使えば)、などと言いつつ、逆にそういう話を聞くと「ホントにコワイの?」と幽霊屋敷に勇んで入るような心持ちでその漫画を手に取ることもあったと記憶している。そしてそれが決して怖かったりおぞましかったりするだけの描写ではないことを感じ取っていったはずだ。自分も含めて。
その「はだしのゲン」について、過激な描写を理由に某市の教育委員会が市内の全小中学校に閉架措置を求めた。そして市内の全校が応じた。さらに教育委員会は児童生徒への貸し出し禁止も要請していたという。
最初は虚構新聞かと思った。そのぐらいナンセンスな話だ。食べ物で例えるなら子ども向けのメニューから唐辛子やゴーヤーをすべて除去してしまうようなもので。
でもこの件については、まともな人たちがSNSなどでさんざん非難しているので、今は動向を見守るのみ。
実はこれに近い経験が身近で起きたので、その話が書きたい。
それは読書会での話だ。その読書会は主に児童書を読む会で、メンバーには図書館の職員がいる。ある時、児童書の中でもイロモノ的な存在の本を取り上げた。男の子と女の子の身体が入れ替わってしまい、その結果、男の子が男の子に恋をする形になってしまうというBL風味たっぷりの物語だ。自分としては、それはBL要素うんぬんよりも、思春期の身体に対する感受性を主題にした作品だと見ていた。でも男の子同士がひかれあうという状況があまりにも強烈に印象深く描かれていたせいか、「これは中学生の娘にはまだ読ませられない」「これを子どもたちが簡単に手に取れる場所(=開架図書)においておくのはよくない」「この本の内容がある程度わかっていて、検索して読みたいと言ってくる子には渡してあげるけど、その方面の趣味がない子がうっかり手にとって読んでしまったらかわいそう」という意見を言い切った図書館員さんたちがいた。
ちなみの件の本は中高生向けのヤングアダルト系のレーベルから出ている。ということは出版社的には普通のヤングアダルト本として出して良いという判断があったはずだ。
それに、その図書館員さんの一存でその「問題図書」とみなされた作品が閉架書庫に入るわけではないし、ご本人も勝手にそんなことはできないことは分かっている。
ただし、館長レベルのひとがそういう判断を下したらどうなるのだろう。そう思ったら薄ら寒くなった。
そして、話題になっている某市では教育委員会が「そういう判断」、つまり不快な感情を引き起こす要因のある作品は子どもたちの目の触れない場所へ隠すべきだという判断を下しちゃったのだな、と思った。
まったく、懐が浅いというか、視野の狭い面々だ。美醜・快不快取り混ぜて体験しないと、深い感受性は育たないというのに。
ああでも、我が家においてある「ヘルシング」は子どもたちが思春期を迎えるまで封印してあったっけ。
そしてかなーりエログロな描写のある「ベルセルク」は、まだ中坊には早すぎたと後悔したっけ。
ま、程度の問題だね?
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