心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake
〈趣味〉 創作とクラシック音楽
〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで
〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。
〈連絡先〉
管理人へのメッセージは、こちらのフォームからどうぞ
〈本家ブログ〉
びおら弾きの微妙にズレた日々
(一方通行です)
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受験追い込みシーズンです。
勉強するのは娘ですが、親も何となく遊びにくくなって、びおらーずの新人歓迎飲み会も自粛したりしてます。娘が頑張っている(眠るのを頑張っていることもある)時に、親が酔っぱらって帰ってくるわけにはいかないし。
それで、先日同級生のお母さんから興味深い話をお聞きしたのでした。受験が絡んでいるとはいえ、人間の本性に通じる不思議な話です。
以下本番。
勉強するのは娘ですが、親も何となく遊びにくくなって、びおらーずの新人歓迎飲み会も自粛したりしてます。娘が頑張っている(眠るのを頑張っていることもある)時に、親が酔っぱらって帰ってくるわけにはいかないし。
それで、先日同級生のお母さんから興味深い話をお聞きしたのでした。受験が絡んでいるとはいえ、人間の本性に通じる不思議な話です。
以下本番。
娘の同級生をAさんとしましょう。彼女はまじめで、勉強も部活も出来る子です。
先生の評判も良く、県内でもトップクラスの高校を狙い、しかも推薦で試験を受けることに決まりました。
これは本当にたいしたことです。推薦については学校からの推薦状が必要なわけですから、先生方の学年会議で「彼女ならいける」と認めてもらわなくてはいけません。Aさんはそのハードルを見事にクリアし、傷一つ無い内申点をもらい、あとは願書を出すだけ、の段階に来ました。
ところが、何がいけなかったのか、塾の模擬試験の点数がイマイチだったのです。ショックを受けたお母さんは悩みます。果たして娘を最難関高校に入れていいものか。中学と違い、出来る子ばかりが集まる高校に入れたら、もしかして落ちこぼれてしまうのではないか。
お母さんの不安は娘のAさんにも伝わります。
「志望校のランクを下げようか」と持ちかけ、Aさんは同意しました。翌日、先生に推薦入試をやめて、ランクが一つ下の高校を一般入試で受けたいと告げたのです。一騒動ありましたが、Aさんの希望は通りました。
すると、お母さんはまた悩み始めます。
「やっぱり口出しするんじゃなかった……。最初の希望通りにしておけば、トップクラスの高校に入れたかも知れないのに、どうして自分の手で可能性を摘んでしまったのだろう」
でも、もう変更はききません。
Aさんはできる子ですから、一般入試は9割9分の確率で受かるでしょう。その後も恐らく成績は上位を維持するでしょう。すると大学受験も手堅いはずです。
きっとその方が本人も楽しい高校生活を送れるはずだと言い聞かせるお母さんですが、やはりどこかに諦めきれない気持ちが残るのでした。
この話を聞いて、なんてあほな親なんだ!とバカにするのは簡単です。
ところが、人間、不思議なモノで頂上に手が届くと思うと、不安に襲われることがよくあるのです。「もし頂上に手が届いてしまったら、そのあとどうなるのだろう、ものすごい不幸が襲ってきはしないか」
この不安を知っているものにとっては、同情するしかありません。そして「ああ、魔が差して負けちゃったんだね」と少し気の毒に思います。
先生の評判も良く、県内でもトップクラスの高校を狙い、しかも推薦で試験を受けることに決まりました。
これは本当にたいしたことです。推薦については学校からの推薦状が必要なわけですから、先生方の学年会議で「彼女ならいける」と認めてもらわなくてはいけません。Aさんはそのハードルを見事にクリアし、傷一つ無い内申点をもらい、あとは願書を出すだけ、の段階に来ました。
ところが、何がいけなかったのか、塾の模擬試験の点数がイマイチだったのです。ショックを受けたお母さんは悩みます。果たして娘を最難関高校に入れていいものか。中学と違い、出来る子ばかりが集まる高校に入れたら、もしかして落ちこぼれてしまうのではないか。
お母さんの不安は娘のAさんにも伝わります。
「志望校のランクを下げようか」と持ちかけ、Aさんは同意しました。翌日、先生に推薦入試をやめて、ランクが一つ下の高校を一般入試で受けたいと告げたのです。一騒動ありましたが、Aさんの希望は通りました。
すると、お母さんはまた悩み始めます。
「やっぱり口出しするんじゃなかった……。最初の希望通りにしておけば、トップクラスの高校に入れたかも知れないのに、どうして自分の手で可能性を摘んでしまったのだろう」
でも、もう変更はききません。
Aさんはできる子ですから、一般入試は9割9分の確率で受かるでしょう。その後も恐らく成績は上位を維持するでしょう。すると大学受験も手堅いはずです。
きっとその方が本人も楽しい高校生活を送れるはずだと言い聞かせるお母さんですが、やはりどこかに諦めきれない気持ちが残るのでした。
この話を聞いて、なんてあほな親なんだ!とバカにするのは簡単です。
ところが、人間、不思議なモノで頂上に手が届くと思うと、不安に襲われることがよくあるのです。「もし頂上に手が届いてしまったら、そのあとどうなるのだろう、ものすごい不幸が襲ってきはしないか」
この不安を知っているものにとっては、同情するしかありません。そして「ああ、魔が差して負けちゃったんだね」と少し気の毒に思います。
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