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心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake

〈趣味〉 創作とクラシック音楽

〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで

〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。

〈連絡先〉
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びおら弾きの微妙にズレた日々
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効率よく物事を進められる反面、自分の頭を使ってあれこれ考えるチャンスが減るのではないかと気がついた。

物事の発端は娘の数学力不足。彼女は生来めんどくさがりなところと、まめな所が奇妙にミックスしている性格で、パソコンで使うフリーソフトなんかは自力で発掘→インストール→愛用している。わからないことはすぐgoogle先生に聞いて解決。下手に人に聞くより手っ取り早くて正確だからだ。
これはこれで全然OKなのだが……。

娘は数学の公式の使い方を覚えていて基本的な使い方はマスターしているにもかかわらず、応用問題になるとさっぱり使えなくなる。与えられた数値と条件を解釈して、適当な公式に落とし込むことが苦手なのだ。どうしてそれが苦手なのか聞き込んでいて、わかったのは、実は小さい頃からパズルが苦手で、何気によけて通っていたこと、パズルが苦手なのは頭の中であーでもないこーでもないとごちゃごちゃ考えるのが嫌いだから、ということだった。とにかく自分が「無駄な作業」と判断したことに対しては徹底的に時間を割かない主義なのだ。

まるで仕事でキュウキュウしている社会人みたいだ……という突っ込みはさておき。

その「無駄な作業」は、その場では非効率でも、脳を鍛えるという意味では全然無駄ではないらしい。

ちなみに母である管理人はいったんパズルに挑戦するとムキになって自力で解けるまで頑張る、どうしても答えは見たくないという、ある意味やっかいなクセを持っている。今思うとその時の試行錯誤のおかげで数学の応用問題も人並みに解けるようになった気がする。数学だけでなく、パソコンいじったりhtmlを習得したりするときにも役立っているような感じ。

google先生は本当に便利だ。人に見せるため、事実の正確さが必要な文書を書いている時、どれほど重宝しただろう。パソコンの調子がおかしくなった時、アプリのインストールが上手くいかないときなんかも、何度も助けられた。
かといって、頼りすぎて他人の考えたアイデアや言葉、howtoなどを使ってばかりだと、自前の頭で何かを作り出すことをしなくなる危険があるんだよね。パソコンの不具合を直すときなんかはともかく、何か調べ物をしてレポートにまとめるときなど、他人の言葉ばかりではつまらない。編集能力も立派な力だけど、その一歩上をゆく、創造する楽しみがないよね。

なんでこういうことをつぶやくかというと、創造する力は人間が持っている能力の中で最も高度で、かつ、人間を人間であらしめる能力であるから。
その「創造する」という作業の基本は、一見関係なさそうな物事の間に何らかの関連性を見いだすことに始まる。例えば桜の花が散るさまを見て人生のはかなさに思い至ったり、あるいは夜空に散らばる星に形を与え、何かに見立てる力は、ネアンデルタール人にはなくてクロマニヨン人にはあったという話で、現生人類が文明を発達させたのは、この関連づけの力に負うところが大きいのだという。

結局結論はどこかと言えば、利便さにかまけて人間の本質的な能力を眠らせるな、ということで。



と、移転を記念して張り切って書いてみたものの、う-ん、自分で言うのもアレだけど真面目過ぎてちょっと気持ち悪いかも(--;)
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