心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake
〈趣味〉 創作とクラシック音楽
〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで
〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。
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〈本家ブログ〉
びおら弾きの微妙にズレた日々
(一方通行です)
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さる売れっ子の児童文学作家の最新作を読みまして。
小学生中学年以上に向けて書かれた魔法少女モノで、主人公の心の動きや生活背景などとても丁寧に書き込まれた良い作品だと思った。魔法バトルのシーンがとても物足りなかったが、他作品と比較して思うに、バトルシーンはあえて削られた感じがする。この物語で主眼に置かれているのは、物理的なバトルではなく、心理的な葛藤だと思われるので。
小学生中学年以上に向けて書かれた魔法少女モノで、主人公の心の動きや生活背景などとても丁寧に書き込まれた良い作品だと思った。魔法バトルのシーンがとても物足りなかったが、他作品と比較して思うに、バトルシーンはあえて削られた感じがする。この物語で主眼に置かれているのは、物理的なバトルではなく、心理的な葛藤だと思われるので。
それはいいとして、読みながらずっと、もにょーんとした感覚を抱えていた。登場人物、いい人ばっかやん……。光の道を歩く人ばかり。人それぞれに影を持っていることは描かれているのだが、大人から子どもまで、みんな影を手懐けちゃってる……。コントロール不可能な暴力的な影はちゃんと魔物に投影されているから、一見バランス的には問題ない感じはするし、児童文学だからこれでいいのかもしれないが。
でも、少なくとも有象無象の人間が集う街の中はもう少し暗くてグロい何かが渦巻いていても、あるいはそういったものが存在することを示唆してもいいんじゃないかい? という気はした。子どもはリアル世界において、そういった仄暗い、近づいたらアカン的な存在が身近にあることにはちゃんと気づいているのだから。むしろ大人より敏感なアンテナを持っている。
世の中のどす黒い力から完全に守られていい人ばかりの綺麗な町って、ファンタジーを超えていっそグロテスクな気さえするのだ。
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