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心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
ブログのプロフィール
〈管理人名〉 O-bake

〈趣味〉 創作とクラシック音楽

〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで

〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。

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びおら弾きの微妙にズレた日々
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先日、公募用作品を書き上げて送り出した件について、印象的かつ不思議なことがひとつ起きた。



締切日の翌日、つまり投函日の翌日の朝の目覚めが異様にさわやかだったのだ。
なんだそれだけかと、一般の人たちは思うに違いない。しかし、自分で言うのもなんだが、私は大変寝起きが悪い。毎朝、ベッドから身体を引き剥がすかのようにして起き上がる。気持よく満ち足りた心持ちで目覚めて、あたかも前の晩までの自分から脱皮しました、なんて新鮮な朝は、物心がついてからこのかた、数えるほどしかない。けれども、その貴重な朝が締切日の翌日にやってきたわけだ。
例えて言うなら、生まれて初めてひびきの種を採ることができた某作品の主人公みたいな感覚で、まさに清冽な朝日の中、自分の中に素敵な何かがあることに気づいた喜び、と言い換えることができる。

その原因を考えるに、「無事にミッションを終えた安堵感」だと言えばその通り。でも、今まで何度も何度もピンチを切り抜けて公募作品を送り出しに成功してきたのに、これほどまでに気分のいい朝は初めてなのだ。じゃあ、自信のある作品が書けたからではないのか? しかし、ひいき目に見ても、作品のアラの多さは歴代の失敗作とあまり変わらない。あと考えられるのは作品の質。上手い下手の質ではなく、どんなテーマを扱ったかという意味での質。

正確には「テーマ」ともちょっと違う。じつは過去作のリライトを試みたのだ。世界設定と一部のキャラだけ活かして、主人公とプロットをすっかり作り直してみた。もちろん本文も一からすべて書き直し、結果的には主要キャラクターのレスキューにも成功した。たぶん、このレスキューが最も大きな原因だったのだろうという気がする。自分の中の何かもいっしょにレスキューされてしまった感じ。

うん、谷底からレスキューされて、丘の上にぽんと乗せられた感覚で、不思議なことに次に書くべきものの形がおぼろげに見えてきたのだった。
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