春分の日まであと少しという時節になり、いつもなら少しずつ気持ちも軽くなる日々なのだが、今年はいっこうに鬱々とした気分がぬけない。わかりやすい原因はいくつかある。

1.職場で急な怪我人が出て、2ヶ月以上片肺飛行。
2.4月から職場の人員の厳しさはいっそう増すばかり。支援も望めない。
3.某ウィルスの影響で、職場の施設が一部閉鎖。そのあおりをくらって、日々通常とは違う業務を用意しなくてはいけない。時間もいつも以上に食われる。
4.同じく某ウィルスの影響で、コンサートや展覧会が軒並み中止となるばかりか、施設そのものが閉鎖するところも多く、世の中の空気が重い。
5.某ウィルスに負ける気配を微塵も見せない心強いアーティストもいるが、その人のコンサートは自分の意思で不参加。不用意に感染でもしてこようものなら、職場全体が閉鎖になりかねず、負の影響力が大きすぎる。

おお、こうやって書き出してみると気が滅入って当然だった…＿|￣|○

特に5番のダメージが自分で意識している以上に大きい。音楽や演劇、美術など、一般的には不要不急のものごとと捉えられている文化的イベントを精神の糧としている人種もいて、自分はまさにそっちの人種なのだから。


「鬱々とした気分」ではあまりにも漠然とした言葉なので、「やる気の元がすっからかん」と言い換えたほうがよりリアルかもしれない。例えば、好きな本を読むとか、前から気になっていたカフェに行くとか、記事を投稿するとか、普段なら多少なりとも熱くなれる事柄に対してほぼ無感動になってしまい、頭で「今のうちに○○をしておくと、たぶん役に立つから」と理由付けをしてやっと重い腰が上がるという状態。やりたいことはないわけではないが、現状何をしてもあまり楽しさを感じられない。

こういうときは、睡眠の少なさも影響しているのだが、今の時期は惰眠を貪ってもあまりスッキリせず、寝ることに対してすぐに飽きてしまう。

さらに追い打ちをかけているのが、「今なすべき重要な何かを忘れているような気がする」という感覚。これが一番気持ち悪い。今やるべきことを棚卸ししても思い当たることが出てこないのだから。

はてさて、未来の自分からの（？）メッセージを理解することができかどうかお楽しみ（ぜんぜん楽しくない）