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心のつぶやきを吐き出す裏ブログです。
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〈管理人名〉 O-bake

〈趣味〉 創作とクラシック音楽

〈主な内容〉
創作に関する覚書
ごくたまに掌編を掲載
テリトリーは童話からYAまで

〈お願い〉
時々、言葉が足りないために意味不明な文章があったり、攻撃的な文章がありますが、ここは毒吐き場なので、どうぞ見過ごしてやってください。

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びおら弾きの微妙にズレた日々
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演奏会、おわった―! \(^o^)/オワタ
というようなノリの本番を体験した。

今回は、ダッタン人+古典交響曲+ラフマニノフ2番という、うまく出来れば聴く側にとっては至福、演奏する側にとっては地獄が見れるプログラム。





音符の量の多さ、それにハイポジションと臨時記号の嵐で、練習してもしてもちっとも弾けるようにならない。それ以前に仕事の関係で思うように練習に出られないし、普段の練習にいたっては仕事ブラスアルファの雑用(実家関係とか町内会とか家人の世話とか)で、どこをどう絞っても練習時間が十分取れない日々。

本番では(個人的に)あちこち事故があったりオチたりしたけど、この悪条件を考えればむしろ頑張ったほうなんじゃないかな。本当はきちんと弾けてなんぼ、なんだけどね。

自分で自分の頑張りは認めるけれど、惜しいなぁと思ったのが、あと少しでラフマニノフ先生の魂に触れられそうな気がしたのに、時間が足りなくて届かなかったこと。石造りの教会を見ているような古典派の曲とは違い、全編これメロディ、みたいなラフマニノフの曲は感情移入しやすいようでありながら、逆に音の洪水に飲み込まれてしまい、わけがわからなくなる。

ミカリン先生に何度か降っていただくうち、自分の中で音の交通整理ができて、なるほど、作曲者はこれが一番言いたかったのか、と輪郭が見えてきたのが演奏会のちょっと前。本番ではちらりとラフマニノフ先生の後ろ姿を捕まえた、ぐらいの手応えだったかな。もっと弾きこむ余裕があればと思うと悔しい。

同時に、もう少し頑張ればオケ全体の音が融け合って本当に音楽らしい響きが生まれてきそうだったけれど、力及ばずだったこと。
オケ活動を何年もしている中、立場の違いをすべて乗り越えて演奏者全員の気持ちがひとつにまとまった!という瞬間を何度か経験して、そのたびに得も言われず嬉しくなるのだけど、今回の演奏会ではそうなりそうでなりきれなかったもんな。
すべての音符を弾きこなせればそれが達成されるかというと、必ずしもそうではなく、逆に弾けないから何とかしようとする動きの中でそれは実現する気はする。
ただ、ラフマニノフと古典の場合は、難しすぎて目の前の音符の処理に必死になりすぎて、人のことまで構ってられないよ、という状態から抜けだせなかったのが敗因だな。

オケの醍醐味は、作曲者の存在を心で感じ取ったり、文字通り心をあわせて音を作り出す作業を楽しんだり、というところにあるからねぇ。少なくとも私にとっては。だからそれができそうでできないとすごいフラストレーションがたまるし、残念でたまらない。



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